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  • 執筆者の写真支配人 トオルちゃん

温故知新

林です。

私と女将の関係はご存知の方も多いと思いますが改めて説明させて頂きますと、私の亡くなった父親と女将がいとこなんです。もっとわかりやすく説明すると女将の母の実家の長男が私です。そんな訳で(昔の人は実家の子とかを可愛がってくれました。)女将の母(ふみおばさん)も私のことを随分と可愛がってくれて、主税にいちゃん(女将の弟)が「おっかさん」と呼んでいたので、みんなから「おっかさん」(今の私のトオルちゃんの様なニックネーム)と呼ばれ親しまれる方でした。ちなみに私は店で一度も呼んだことはないですが、女将のことを「まーこちゃん」ではなく「まさこねぇ」と呼んでいました。(今でもプライベートではそう呼んでおります。)

話しを戻しますが、そんな「おっかさん」は私に幾つかの明言を残してくれましたのでご紹介いたします。先ずは「天知る 地知る 己知る」です。これは自分が何か行動する時、「自分本位な行動をせず客観的に観ろ。」(自分の心の納得)という教訓にしています。

また 「及び腰の人間が中心にいる人間に口出しするな。」とも言ってました。これは、傍から見ると自分の考えと違うから色々言いたくなるんだけど当事者はもっと考えた上でその結論を出しているので、近い存在であってもその結論を見守るしかない。という事だと思います。 今でもその教えと共におっかさんをリスペクトしています。

還暦を越えてもなお色々考えますが、皆さんの本当に身近な80歳の方がお客様を車でお送りするのが好きだ。と言われたら心配しませんか? 


さて 私にも多感な年頃というものがありまして、丁度その時期に 天知 茂 と言う師匠に色々な事(礼儀作法的なことから、着物の着方それこそ羽二重の付け方etc.)を学ばせていただきました。何故「おはようございます。」なのかとか先輩、後輩への接し方など芝居以外にも様々な影響を与えて頂きました。 そんな師匠がある日(車の中で)「とおる(師匠は私の事をそう呼んでいました)役者の仕事は所詮チャンバラごっことギャングごっこの延長なんだよ。日本を動かす事が出来るのは政治家だけで、役者にはそんなことは出来ないんだよ。」と、そして「但し役者の仕事は見てくれた人に夢や感動を与えられる。」・・・

いうならば「餅は餅屋」それぞれが自分の出来る事をする。と言う事でしょう。

この日以来私は今日に至るまで政治の批判をしないように心掛けてきました。・・・友人、知人の飲食店が閉店していても、仲間(温浴施設)が閉店や休業を余儀なくされていても。不平等だと思っていても批判は致しません。

 天知 茂の言葉を今の自分に置き換えるとすると、

 「サウナ人には新型コロナから人々を救ってあげる事は出来ません。しかし、サウナの話をしましょう。サウナに入りましょう。それは、ととのって リラックスして リフレッシュして、そして明日の為にリセットをさせてあげられる。」 サウナーの皆さん、そう思いませんか。 私は真剣にそう思っています。




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